2015年02月11日
●義足のアスリート・中西麻耶さん
●義足のアスリート・中西麻耶さん
義足のアスリート・中西麻耶さんの講演を聞きました
「勇気はあるかないかではなく、出すか出さないか!」
すっごいポジティブ
後悔という言葉はない
これからどうすればいいのかと先のことしか考えていない
感動しました(^^)


義足のアスリート・中西麻耶さんの講演を聞きました
「勇気はあるかないかではなく、出すか出さないか!」
すっごいポジティブ
後悔という言葉はない
これからどうすればいいのかと先のことしか考えていない
感動しました(^^)


2014年12月11日
●童話 「Pちゃん漫遊記」
●童話 「Pちゃん漫遊記」
アーカイブサーバに残ってた!
---
童話 「Pちゃん漫遊記」
? 序章 <プロローグ> ?
ある秋の日、Pちゃんは久しぶりの東京へと向かった。うまい具合に出張と結婚式を絡める事が出来たのだ。財布の中には銀行からおろした、なけなしの10万円。プロレス、友人との再会、そして夜の街。様々な期待を胸に秘め、羽田空港におりた。
研修中は大人しいモノだった。一日目は11時までかかったので遊びに行く事も無く、二日目は同室の人と研修センターの近くで飲み、しかも料金はその人が全額おごってくれた。食事は全て出ている為、使った金と言えば、移動日の夕食、数本のビール&ジュース、懇親会費2千円だけだった。
「なんだ、全然金使わないじゃないか。これなら週末はひたすら遊べるな。」
内心そう考えてしまい、気が大きくなっていたために、あのような悲劇を生んだのかも知れない・・・。
? 興奮!! デンジャラスK ?
研修三日目、最終日、Pちゃんは落ち着かなかった。前売券を手に入れようとして失敗した神宮球場のUWFインターの試合に当日券を買って行こうと考えていたのだ。スケジュールでは終了時刻は17時。そこから神宮までは30分強。かなりヤバい時間だ。ダフ屋に頼らざるを得ないかも知れない。それだったら大人しく後楽園のW☆INGを見に行くかな?頭の中で色々な状況を想定したが、ぎりぎりまで決めかねていた。唯一の希望は、オリエンテーションで委員長が言った一言、
「多少は、スケジュールより早く終ると思います。」
この言葉を信じて最後の講義に耳を傾けていた。すると、
「それでは、アンケートを出した方から帰って下さい。このまま解散です。」
委員長がそう言った瞬間、驚いて時計を見ると、・・・まだ2時半!!なんと、余裕で間に合うじゃないか!!急いで着替えたPちゃんは、まっすぐに神宮球場へと向かった。電車の中、降りてからも、UWFのテーマをずぅっと歌っていた。
UWFの生観戦は初めてなのだが、今回の目玉は、 ☆天龍vs高田 頂上決戦 ☆デンジャラスK 川田利明 登場 ☆初代タイガーマスクvsザ・コブラ といったところだ。UWFの興業と言うより、オールスター戦の意味合いが強い。
まぁでもそんな事はどうでも良い。駅から球場までつらなるダフ屋軍団を後目にチケット売場に行き、7500円のスタンド席を手に入れた。
ひとしきり落ち着いて周りを見渡すと・・・、あ、やっぱり、いたいた、タイガーマスクのマスクをかぶってる奴。正面ゲートの前で立ちつくしている。しかしマスクの中の表情は暗そうだな、危ない奴かも。
時計を見ると、まだ3時半。3時間以上もある。Pちゃんは腹ごしらえも兼ねて喫茶店で時間を潰し、6時半頃球場に戻って来た。すると、凄い人、人、人。
「やっぱり球場だと多いや」
人混みをかき分けながら中に入って行くと、正面ゲートの前に見覚えの有る姿。タイガーのマスクかぶった奴だ!しかも立ち位置も、ディバッグを肩にしょったポーズも一緒。
「あいつ3時間、あのままやったんなぁ?だとしたら本当に危ない奴やなぁ」
Pちゃんは目を合わせない様に中に入って行った。
わくわくしながら時計を見ると、もうすぐ7時。しかし、前回の神宮決戦のビデオをオーロラビジョンで流しており、それがようやくメインの高田vs安生が始まったのだ。
「あれ?ダイジェストでやるんかぁ?」
しかし、しっかり放送され、時間は既に7時10分過ぎ。ざわつく場内にアナウンスが流れる。
「都合により試合開始を7時半からとします」
なにーー!!?当然場内ブーイングの嵐。Pちゃんも切れかかったが、話し相手がいないので、一人で文句を言うのみだった。これってはたから見ると、結構危ない奴かも?
そうやって、始まりからつまづいた興業は、全く盛り上がりません。最初の2試合(UWFルール)なんて面白くも糞もない。第三試合の折原が多少盛り上げてくれたけど、それでもねぇ。
さぁ、しかし第四試合はタイガーvsコブラだ!段々と期待に胸が膨らんで来た。でも、・・・あれれ?コブラ、全然だめやん。タイガーもいまいちやし。全盛期の印象でこの試合に期待してしまったちゃんだったので、リングアウトという結果はなおさら期待はずれでした。
しかし、健介が垣原に去年の雪辱を果して退場した直後、場内は一斉に川田コールの大合唱!!!そう、いよいよ川田が出て来るんだ。
Pちゃんは久しぶりに背筋がぞくぞくしていた。入場して来る間も、すぅっと川田コールで一人で盛り上がっていた。
アキレス腱固め等で、結構 高山が攻め込むシーンがあったが、最後はジャンピングハイキック5連発で川田の勝利!!!ストレッチプラムもパワーボムも使わなかったのは川田の意地か?
Pちゃんはこれで燃え付きていた。
「来て良かった」
そうつぶやきながら、残りの3試合を静に見ていた。
? 恐怖!? ニューブルームーン ?
神宮で川田の試合に興奮した翌日、Pちゃんは4ヶ月ぶりに友人Mに再会した。最も仲が良かった同期の一人で、今は本社にいる。午後、二人で INTERNET EXPO を見て、夜上野の街に繰り出した。その際、新小岩の駅でむちゃくちゃ巨乳のねぇちゃんを見てしまった。
「すげぇ。やっぱり東京だなぁ」
身体の線がくっきりと出る服を来たそのねぇちゃんの胸のでかさは、ビデオや雑誌でしか見た事の無い迫力だ。おそらくGカップとかHカップとかあるに違いない。この時の印象が後々まで尾を引くとは、全く思いも寄らなかった。
まず行った所は台湾料理だ。「うん! うまい。うまい」料理がおいしかったのと、久しぶりに本音で話す相手と飲んだ事で、二人とも結構酔っ払ってしまった。二人で1万円くらい取られたが、満足、満足。
「次、どこいく?」
Pちゃんが聞くと、Mは一軒のバーに入った。そこで、Mが切り出す。
M「俺、行ってみたい店があるんだけど」
P「風俗か?」
M「いや、『山崎』って店なんだけど・・・」
話しによると、Mが会社の友人と飲んでいた時に、ウィスキーの『山崎』と同じロゴの看板を見たらしい。『山崎』が大好物なMは、入口から中を覗いて見ると、いかにも高そうな雰囲気で、品の良い女性がお酒を注いでいる。それよりも何よりも驚いたのは、店の客が全て、どっかの部長や社長という雰囲気の中年オヤジばっかりだったらしい。で、その時は二人でおじけづいて帰ったらしい。
P「それで、何で俺に話するの?」
M「お前だったら、行くだろ?」
確かに興味が有る。お金もあんまり使ってない。
P「分かった!行こう!」
そうとなれば話は早い。二人はその店を探した。
入口から中を見ると、話の通り高そうだ。
「ぼったくられたら素直に謝ろう」
そう二人で言って中に入った。すると、なんと美人揃いだ!!ママが一人と、制服を来た女の子が6名程。隅っこには黒いスーツを来た支配人みたいな人が立っている。まえに女の子が来てくれた。ショートカットで美人だ。二人はもうでれでれしまくり。6000円で山崎の10年物を入れ、目一杯楽しんだ。
1時間程たって、
M「いくら位かなぁ?」
P「ねぇ、賭けしない?」
M「どういう?」
P「合計2万以内ですんだら、次の店は俺がおごろう。でも2万以上だったら、おとなしく帰ろう」
もうPちゃんは酔っていた。 欲求も溜っていた。そこでこんなとんでもない賭けを提案した。しかし店の雰囲気から言って、料金は6000円+2万×二人くらいだろうと思っていた。ところが、・・・出された請求書は17000円!!一人5000くらい? こんなに雰囲気の良い所で?
もう二人とも舞い上がっていた。店を出ると、そそくさと次の店を探した。不幸にも12時を回っていたのだが、そんな事はお構い無しだった。
ポン引きのオヤジと話をすると、12時で良い店はしまるそうだ。もう30位しかいないよ、と言われたが、酔っ払い状態の二人がそんな事で引き下がる訳が無い。値段は5000円だという。Pちゃんは二人分の1万円を払って中に入る。中を見渡すと、客は二人を含めて5?6人いる。女の子(?)は、1、2、.....2?二人しかいないの?
後から考えれば、Pちゃんはこの時気付いて逃げ出すべきだった。しかし、もうおさまりが付かない。5分、10分と一人で酒を飲みながら待った。
「こんにちは! リエでぇ?す!」
振り返ったPちゃんは愕然とした。そこにいたのは大地喜和子そっくりのばばぁだった。
「てめぇ、どうみても40過ぎとるやろう!!!」
握り締めた拳を引っ込め話をした。まず料金の話を始めた。
「あのね、とりあえず出すだけだったら1万でぇ、上も脱いでオッパイ見たかったら、2万でぇ、3万出せば、パンティも脱いで、下をさわらせてあげる」
ばかか? こいつは? なんでてめぇに3万も出さないかんのや?1万位は覚悟してたので、1万だけ出した。すると、
「リエも飲んでい?い?」
断わってもしょうがないのでOKした。ほとんど飲んでないのにそれを二回繰り返された。まぁ2杯で2000円くらいかな?実はそれは甘い考えだった。
口では全然ダメと見たババァは、意地になって、Pちゃんを手でしごいた。不満を残しながらも目的を果たし、そそくさと帰ろうとするPちゃんをそのばばぁは腕をつかんで引き留めた。
「あのね、あとリエが飲んだ分貰わなきゃいけないの。それが一杯3000円」
なに? 3000円? 6000円かぁ。すっげぇ悔しい。
「それでね、一回につき2杯来てるから、1万2千円なの」
なっにぃー!!??テーブルを見ると、確かに俺のグラス以外に4個ある・・・。やられた。
しかしPちゃんは悪い予感がしていてため、『山崎』のおつり3000円と5千円札一枚を抜いておき、財布にはあと1万しかなかった。
「これだけしかないんだけど」
しぶしぶ許され店の外に追い出された。
「Mは出てるかな?」
しかし出ているどころか、15分ぐらい待って、ようやく出て来た。
話を聞くと、似たようなもんだ。
「1杯、イチゴーね」
と言うので1500円だと思い、ドリンクを頼んだら、なんと1万5千円だったらしい。財布には本当に5千円しかなく、やはりしぶしぶ許されたらしい。
「そばでも食うか? 」
二人で淋しくそばを食べた。
店を出るとMが、
「俺、あとこれだけ」
と財布を見せる。すると、7円。
「仕方無い。タクシー代は俺が出そう。」
Pちゃんが慰める。しかし、新小岩の寮に付いた時は、Pちゃんの財布の中身も3000円だった。
この日、『山崎』の良さと『ニューブルームーン』の恐さを同時に経験したPちゃんは、一回り大人になったかも知れない。
? 終章 <エピローグ> ?
傷心のまま友人の結婚式に出席したPちゃんは、楽しいはずの二次会でも落ち込んでいた。結構可愛い子もいたようだが、そんな気はまったく回らない。放心状態のまま羽田に向かった。
羽田のチェックインで、こう話しかけられた。
「スーパーシートの御利用はいかがですか?」
席も違う、出て来るメニューも違う、荷物を預けても先に出て来る、何よりも、専用ラウンジで、ビール、ジュース、コーヒーが飲み放題!!通常6000円の所をキャンペーン中で3000円らしい。
「今さら3000円くらい、どうってこと無いです」
「は?」
「いやいや、こっちの事です」
早速ラウンジに行きビールをたらふく飲んだ。機内に入っても席が機種に近い方だ。Pちゃんはスーパーシートの客としては真っ先に乗り込んでいた。すると、美人のスチュワーデスにいきなり、
「毛布はいかがですか?」
「雑誌や新聞はいかがですか?」
「何かありましたら遠慮無く申しつけて下さい」
いやぁ、やっぱりサービスが違うなぁ、と思っていると、30過ぎくらいの上品な美女が近付いて来て、
「私、チーフの赤鉾と申します。御用がありましたら遠慮無く申しつけて下さい」
と言ってくれた。
確かに30過ぎてもこんな美人はいる。しかし風俗では、それを信じ切っちゃだめだな。Pちゃんは、機内食のフルーツ盛り合わせを食べながら、上野での悔しさを噛みしていた。
・・・おしまい
※ この物語はフィクションであり、 実在する特定の人物・団体等とは一切関係有りません。
アーカイブサーバに残ってた!
---
童話 「Pちゃん漫遊記」
? 序章 <プロローグ> ?
ある秋の日、Pちゃんは久しぶりの東京へと向かった。うまい具合に出張と結婚式を絡める事が出来たのだ。財布の中には銀行からおろした、なけなしの10万円。プロレス、友人との再会、そして夜の街。様々な期待を胸に秘め、羽田空港におりた。
研修中は大人しいモノだった。一日目は11時までかかったので遊びに行く事も無く、二日目は同室の人と研修センターの近くで飲み、しかも料金はその人が全額おごってくれた。食事は全て出ている為、使った金と言えば、移動日の夕食、数本のビール&ジュース、懇親会費2千円だけだった。
「なんだ、全然金使わないじゃないか。これなら週末はひたすら遊べるな。」
内心そう考えてしまい、気が大きくなっていたために、あのような悲劇を生んだのかも知れない・・・。
? 興奮!! デンジャラスK ?
研修三日目、最終日、Pちゃんは落ち着かなかった。前売券を手に入れようとして失敗した神宮球場のUWFインターの試合に当日券を買って行こうと考えていたのだ。スケジュールでは終了時刻は17時。そこから神宮までは30分強。かなりヤバい時間だ。ダフ屋に頼らざるを得ないかも知れない。それだったら大人しく後楽園のW☆INGを見に行くかな?頭の中で色々な状況を想定したが、ぎりぎりまで決めかねていた。唯一の希望は、オリエンテーションで委員長が言った一言、
「多少は、スケジュールより早く終ると思います。」
この言葉を信じて最後の講義に耳を傾けていた。すると、
「それでは、アンケートを出した方から帰って下さい。このまま解散です。」
委員長がそう言った瞬間、驚いて時計を見ると、・・・まだ2時半!!なんと、余裕で間に合うじゃないか!!急いで着替えたPちゃんは、まっすぐに神宮球場へと向かった。電車の中、降りてからも、UWFのテーマをずぅっと歌っていた。
UWFの生観戦は初めてなのだが、今回の目玉は、 ☆天龍vs高田 頂上決戦 ☆デンジャラスK 川田利明 登場 ☆初代タイガーマスクvsザ・コブラ といったところだ。UWFの興業と言うより、オールスター戦の意味合いが強い。
まぁでもそんな事はどうでも良い。駅から球場までつらなるダフ屋軍団を後目にチケット売場に行き、7500円のスタンド席を手に入れた。
ひとしきり落ち着いて周りを見渡すと・・・、あ、やっぱり、いたいた、タイガーマスクのマスクをかぶってる奴。正面ゲートの前で立ちつくしている。しかしマスクの中の表情は暗そうだな、危ない奴かも。
時計を見ると、まだ3時半。3時間以上もある。Pちゃんは腹ごしらえも兼ねて喫茶店で時間を潰し、6時半頃球場に戻って来た。すると、凄い人、人、人。
「やっぱり球場だと多いや」
人混みをかき分けながら中に入って行くと、正面ゲートの前に見覚えの有る姿。タイガーのマスクかぶった奴だ!しかも立ち位置も、ディバッグを肩にしょったポーズも一緒。
「あいつ3時間、あのままやったんなぁ?だとしたら本当に危ない奴やなぁ」
Pちゃんは目を合わせない様に中に入って行った。
わくわくしながら時計を見ると、もうすぐ7時。しかし、前回の神宮決戦のビデオをオーロラビジョンで流しており、それがようやくメインの高田vs安生が始まったのだ。
「あれ?ダイジェストでやるんかぁ?」
しかし、しっかり放送され、時間は既に7時10分過ぎ。ざわつく場内にアナウンスが流れる。
「都合により試合開始を7時半からとします」
なにーー!!?当然場内ブーイングの嵐。Pちゃんも切れかかったが、話し相手がいないので、一人で文句を言うのみだった。これってはたから見ると、結構危ない奴かも?
そうやって、始まりからつまづいた興業は、全く盛り上がりません。最初の2試合(UWFルール)なんて面白くも糞もない。第三試合の折原が多少盛り上げてくれたけど、それでもねぇ。
さぁ、しかし第四試合はタイガーvsコブラだ!段々と期待に胸が膨らんで来た。でも、・・・あれれ?コブラ、全然だめやん。タイガーもいまいちやし。全盛期の印象でこの試合に期待してしまったちゃんだったので、リングアウトという結果はなおさら期待はずれでした。
しかし、健介が垣原に去年の雪辱を果して退場した直後、場内は一斉に川田コールの大合唱!!!そう、いよいよ川田が出て来るんだ。
Pちゃんは久しぶりに背筋がぞくぞくしていた。入場して来る間も、すぅっと川田コールで一人で盛り上がっていた。
アキレス腱固め等で、結構 高山が攻め込むシーンがあったが、最後はジャンピングハイキック5連発で川田の勝利!!!ストレッチプラムもパワーボムも使わなかったのは川田の意地か?
Pちゃんはこれで燃え付きていた。
「来て良かった」
そうつぶやきながら、残りの3試合を静に見ていた。
? 恐怖!? ニューブルームーン ?
神宮で川田の試合に興奮した翌日、Pちゃんは4ヶ月ぶりに友人Mに再会した。最も仲が良かった同期の一人で、今は本社にいる。午後、二人で INTERNET EXPO を見て、夜上野の街に繰り出した。その際、新小岩の駅でむちゃくちゃ巨乳のねぇちゃんを見てしまった。
「すげぇ。やっぱり東京だなぁ」
身体の線がくっきりと出る服を来たそのねぇちゃんの胸のでかさは、ビデオや雑誌でしか見た事の無い迫力だ。おそらくGカップとかHカップとかあるに違いない。この時の印象が後々まで尾を引くとは、全く思いも寄らなかった。
まず行った所は台湾料理だ。「うん! うまい。うまい」料理がおいしかったのと、久しぶりに本音で話す相手と飲んだ事で、二人とも結構酔っ払ってしまった。二人で1万円くらい取られたが、満足、満足。
「次、どこいく?」
Pちゃんが聞くと、Mは一軒のバーに入った。そこで、Mが切り出す。
M「俺、行ってみたい店があるんだけど」
P「風俗か?」
M「いや、『山崎』って店なんだけど・・・」
話しによると、Mが会社の友人と飲んでいた時に、ウィスキーの『山崎』と同じロゴの看板を見たらしい。『山崎』が大好物なMは、入口から中を覗いて見ると、いかにも高そうな雰囲気で、品の良い女性がお酒を注いでいる。それよりも何よりも驚いたのは、店の客が全て、どっかの部長や社長という雰囲気の中年オヤジばっかりだったらしい。で、その時は二人でおじけづいて帰ったらしい。
P「それで、何で俺に話するの?」
M「お前だったら、行くだろ?」
確かに興味が有る。お金もあんまり使ってない。
P「分かった!行こう!」
そうとなれば話は早い。二人はその店を探した。
入口から中を見ると、話の通り高そうだ。
「ぼったくられたら素直に謝ろう」
そう二人で言って中に入った。すると、なんと美人揃いだ!!ママが一人と、制服を来た女の子が6名程。隅っこには黒いスーツを来た支配人みたいな人が立っている。まえに女の子が来てくれた。ショートカットで美人だ。二人はもうでれでれしまくり。6000円で山崎の10年物を入れ、目一杯楽しんだ。
1時間程たって、
M「いくら位かなぁ?」
P「ねぇ、賭けしない?」
M「どういう?」
P「合計2万以内ですんだら、次の店は俺がおごろう。でも2万以上だったら、おとなしく帰ろう」
もうPちゃんは酔っていた。 欲求も溜っていた。そこでこんなとんでもない賭けを提案した。しかし店の雰囲気から言って、料金は6000円+2万×二人くらいだろうと思っていた。ところが、・・・出された請求書は17000円!!一人5000くらい? こんなに雰囲気の良い所で?
もう二人とも舞い上がっていた。店を出ると、そそくさと次の店を探した。不幸にも12時を回っていたのだが、そんな事はお構い無しだった。
ポン引きのオヤジと話をすると、12時で良い店はしまるそうだ。もう30位しかいないよ、と言われたが、酔っ払い状態の二人がそんな事で引き下がる訳が無い。値段は5000円だという。Pちゃんは二人分の1万円を払って中に入る。中を見渡すと、客は二人を含めて5?6人いる。女の子(?)は、1、2、.....2?二人しかいないの?
後から考えれば、Pちゃんはこの時気付いて逃げ出すべきだった。しかし、もうおさまりが付かない。5分、10分と一人で酒を飲みながら待った。
「こんにちは! リエでぇ?す!」
振り返ったPちゃんは愕然とした。そこにいたのは大地喜和子そっくりのばばぁだった。
「てめぇ、どうみても40過ぎとるやろう!!!」
握り締めた拳を引っ込め話をした。まず料金の話を始めた。
「あのね、とりあえず出すだけだったら1万でぇ、上も脱いでオッパイ見たかったら、2万でぇ、3万出せば、パンティも脱いで、下をさわらせてあげる」
ばかか? こいつは? なんでてめぇに3万も出さないかんのや?1万位は覚悟してたので、1万だけ出した。すると、
「リエも飲んでい?い?」
断わってもしょうがないのでOKした。ほとんど飲んでないのにそれを二回繰り返された。まぁ2杯で2000円くらいかな?実はそれは甘い考えだった。
口では全然ダメと見たババァは、意地になって、Pちゃんを手でしごいた。不満を残しながらも目的を果たし、そそくさと帰ろうとするPちゃんをそのばばぁは腕をつかんで引き留めた。
「あのね、あとリエが飲んだ分貰わなきゃいけないの。それが一杯3000円」
なに? 3000円? 6000円かぁ。すっげぇ悔しい。
「それでね、一回につき2杯来てるから、1万2千円なの」
なっにぃー!!??テーブルを見ると、確かに俺のグラス以外に4個ある・・・。やられた。
しかしPちゃんは悪い予感がしていてため、『山崎』のおつり3000円と5千円札一枚を抜いておき、財布にはあと1万しかなかった。
「これだけしかないんだけど」
しぶしぶ許され店の外に追い出された。
「Mは出てるかな?」
しかし出ているどころか、15分ぐらい待って、ようやく出て来た。
話を聞くと、似たようなもんだ。
「1杯、イチゴーね」
と言うので1500円だと思い、ドリンクを頼んだら、なんと1万5千円だったらしい。財布には本当に5千円しかなく、やはりしぶしぶ許されたらしい。
「そばでも食うか? 」
二人で淋しくそばを食べた。
店を出るとMが、
「俺、あとこれだけ」
と財布を見せる。すると、7円。
「仕方無い。タクシー代は俺が出そう。」
Pちゃんが慰める。しかし、新小岩の寮に付いた時は、Pちゃんの財布の中身も3000円だった。
この日、『山崎』の良さと『ニューブルームーン』の恐さを同時に経験したPちゃんは、一回り大人になったかも知れない。
? 終章 <エピローグ> ?
傷心のまま友人の結婚式に出席したPちゃんは、楽しいはずの二次会でも落ち込んでいた。結構可愛い子もいたようだが、そんな気はまったく回らない。放心状態のまま羽田に向かった。
羽田のチェックインで、こう話しかけられた。
「スーパーシートの御利用はいかがですか?」
席も違う、出て来るメニューも違う、荷物を預けても先に出て来る、何よりも、専用ラウンジで、ビール、ジュース、コーヒーが飲み放題!!通常6000円の所をキャンペーン中で3000円らしい。
「今さら3000円くらい、どうってこと無いです」
「は?」
「いやいや、こっちの事です」
早速ラウンジに行きビールをたらふく飲んだ。機内に入っても席が機種に近い方だ。Pちゃんはスーパーシートの客としては真っ先に乗り込んでいた。すると、美人のスチュワーデスにいきなり、
「毛布はいかがですか?」
「雑誌や新聞はいかがですか?」
「何かありましたら遠慮無く申しつけて下さい」
いやぁ、やっぱりサービスが違うなぁ、と思っていると、30過ぎくらいの上品な美女が近付いて来て、
「私、チーフの赤鉾と申します。御用がありましたら遠慮無く申しつけて下さい」
と言ってくれた。
確かに30過ぎてもこんな美人はいる。しかし風俗では、それを信じ切っちゃだめだな。Pちゃんは、機内食のフルーツ盛り合わせを食べながら、上野での悔しさを噛みしていた。
・・・おしまい
※ この物語はフィクションであり、 実在する特定の人物・団体等とは一切関係有りません。
2014年11月19日
2014年10月08日
2014年09月25日
2014年09月04日
2014年08月21日
2014年07月09日
2014年02月11日
●キリン
●キリン
なんでも売ってるAmazon
キリンのビッグフィギア!

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%9E%E3%83%AB-%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%80%90%E8%A6%AA%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%80%91%EF%BC%88%E7%AD%89%E8%BA%AB%E5%A4%A7%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A2%EF%BC%89/dp/B005FDO2D8/ref=sr_1_1?s=hobby&ie=UTF8&qid=1392110097&sr=1-1&keywords=%E3%81%8D%E3%82%8A%E3%82%93
欲しいけど高い…
(積極的には欲しくはないが…)
あと
カスタマーレビューは嘘っぽい…
なんでも売ってるAmazon
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欲しいけど高い…
(積極的には欲しくはないが…)
あと
カスタマーレビューは嘘っぽい…
2014年02月02日
2013年12月09日
2013年11月28日
2013年10月23日
2013年10月21日
●天守物語
●天守物語
能楽堂に
天守物語
を観に行きました
読み語りの会「ぽけっとの会」の公演
素人の演劇
ではなく
クオリティー高すぎてビツクリです(^^)
いやぁ~すごかった!
隣に座ってたおばちゃん
開演前
友達としゃべりまくってたけど
公演の後半は熟睡してました…
しゃべりすぎて疲れたのかな(^^;




能楽堂に
天守物語
を観に行きました
読み語りの会「ぽけっとの会」の公演
素人の演劇
ではなく
クオリティー高すぎてビツクリです(^^)
いやぁ~すごかった!
隣に座ってたおばちゃん
開演前
友達としゃべりまくってたけど
公演の後半は熟睡してました…
しゃべりすぎて疲れたのかな(^^;




2013年10月09日
●世界最強の男
●世界最強の男
世界最強の男
スペック
身長:208cm
体重:206kg
握力186kg(現世界一)
パンチ力:820kg
職業:軍人(中将)
軍人の為、格闘技等の出場不可。

すっげー!
と
思ってたら…
コラでした

世界最強の男
スペック
身長:208cm
体重:206kg
握力186kg(現世界一)
パンチ力:820kg
職業:軍人(中将)
軍人の為、格闘技等の出場不可。

すっげー!
と
思ってたら…
コラでした
